ひと口に墓地・霊園と言っても形態や購入条件などはそれぞれ異なります。
普段からお付き合いのある菩提寺がある場合は別ですが、
そうでない場合はまず最初に決めなければならないことに
「どこにお墓を建てるか?」 ということがあります。
立地条件、宗旨・宗派、費用(予算)なども大切な条件になってきます。
それらを踏まえ、どこへ、 どんな形のお墓を持つのがベストなのかというイメージを
明確にして考えていかなくてはいけません。
こちらでは、そんな一生に一度の大切なお墓選びについての基礎知識からご紹介いたします。
宗旨・宗派とは信仰している教義のことです。
宗旨は仏教や神道、キリスト教など 大きな意味で信仰している教義になります。
宗派は仏教でいえば 〇〇宗(浄土真宗や曹洞宗など)といった、より詳しい信仰対象を指しています。
最近では、あまり重要視されない方もいらっしゃいますが、
お家の宗旨・宗派はあなた自身のルーツとも言えます。
ご存じでない方は、お墓選びを始める最初の一歩として調べてみるのも良いでしょう。
「お墓」とは、その場所に眠っていただく方と、お参りするご家族を結ぶ大切な「道しるべ」になる場所となります。
急に会いたくなった時や、何か報告したいことができた時など、気軽にお墓参りに行けることが大切になってきます。
公共交通機関が充実していたり、ご自宅やご親戚のお宅からほど近い、どなたでも出向きやすい場所を選びましょう。
お墓を建てる際には、さまざまな費用が必要になってきます。
しかし価格は「安ければよい」、またその反対に「高いと値打ちがある」と一概に言い切れるものではありません。
基本的にかかる費用としては、墓地・霊園管理者に支払う「永代使用料」や「年間の管理費」、「墓石代」、お墓開きをする際に行う「開眼法要料」など…
選ぶ墓地や霊園によっても、かかる費用が違ってくるので詳しく調べる必要があります。
思いもよらない費用が 後からかかってしまわないように、自身で予算を立て、お寺のご住職やお墓選びのアドバイザーから、しっかりと話を聞くことが大切になってきます。