和墓
昔からある日本伝統のお墓の形です。
お墓の形には「和型」と「洋型」があります。
昔からなじみ深い縦長の長方形の石を積み重ねた「和型」と、最近増えてきている横長に展開しデザイン性豊かに表現できる「洋型」です。
洋墓
高さが低く芝生と自然に調和した形が特徴のお墓です。
デザイン墓
個人の想いを形にしたデザイン性のあるお墓です。
石材にも様々な種類があります。国産や中国産、インド産等が挙げられます。お墓に使用される石材は、通常“御影石”と呼ばれています。
石材は採れる産地によって色や材質、耐久性が異なりますので、お客様のご要望と照らし合わせてお選びください。
大島石
(日本産)
庵治石
(日本産)
浮金石
(日本産)
白御影石
(中国産)
青御影石
(中国産)
黒御影石
(中国産)
墓石に彫刻を施すことによって、その家独自のお墓となります。
家名や宗派のお題目以外にも、好きな文字や言葉、イラストなども刻むことができます。
様々な想いやメッセージを伝える大事な要素です。
①墓石(竿石)
表字の基本は宗派の帰依の文言です。
例えば「南無阿弥陀佛」ですが、最近では「○○家之墓」と彫られる方が多くなりました。
裏字には建立年月日と建立者名を彫ります。
②水鉢
家紋を彫刻します。
③花立
ハスの花のほか、お好きな花をデザインして彫刻することができます。
彫り方も点彫り・線彫り・レリーフ調などいろいろな方法があります。
④墓誌
個人のご戒名を彫ります。為書を彫るときは、○○家先祖各霊菩提などの字を彫ります。
⑤門柱
家名・家紋、お好きな花のデザインなどを彫刻します。
両家墓の場合は左右それぞれの家名を刻みます。
どんなに高価なお墓を選んでも、お墓を建てる基礎がしっかりしていないと意味がありません。当社では、基礎工事においても手を抜きません。目に見えない地味な部分ですが、この部分が疎かになると仕上がりにも影響がでてきます。
1.施工前
建立予定の墓所の雑草等を取り除き、工事をしやすい状況にしておきます。
2.基礎工事①
次に墓所全体を掘り下げて(根伐り)いきます。この時の深さはおおよそ30-50㎝程度です。
3.基礎工事②
基礎を敷いていきます。砕石や割栗と言われる石を敷いた地盤を転圧機を用いて踏み固めていきます。
4.基礎工事③
十分に転圧が出来たら、基礎の中に納まる納骨室を据え付け、排水穴を設置したら鉄筋を配筋してコンクリートを流す準備は完了です。
5.基礎工事完成
コンクリートを流し込み、表面を水平にならしながら不純物を取り除いていきます。このコンクリートが乾いたら基礎工事は完成です。
四個の石で納骨室を囲います。四つ石は芝台(しばだい)とも言われ、納骨室そのものの底を上げて水が溜まるのを防ぐ働きや、全体の仕上がりにも安定感と風格を感じさせます。
それぞれを石材用ボンドで接着し、より丈夫になるように、四隅をステンレス製コーナー金具で固定します。
石材用ボンドを使用し四つ石と下台・上台・竿石と順番に設置していきます。それぞれの石には意味や役割が込められています。
●竿石(さおいし)→軸石(じくいし) 仏石とも呼ばれ、お魂が入るところです。お墓ができた時、入魂法要をします。
●上台(うわだい)→ 人石ともいい、その家の人格・性格を表すとされています。
●下台(しただい) →地石ともいい、その家が積み重ねてきた財産・不動産を表すとされています。
新しいお墓が出来た際、墓石に魂を入れる供養の事です。
この供養を行う事で、お墓がただの石造物から魂の宿る碑に変わります。
ご先祖様の依り代となるお墓が完成した事を祝うという意味もあり、遺骨を納める「納骨式」も同時に行う事ができます。
美尚では建墓だけでなく、開眼供養や納骨式にも立ち合い、サポートいたします。
◇ お墓用のお花(一対)
◇ お餅(紅白で一升)
◇ お酒(1~2合瓶を1本)
◇ 海のもの(袋入り干し昆布など)
◇ 山のもの(袋入り干し椎茸など)
◇ 陸のもの(人参、大根、きゅうりなど)
◇ 果物(リンゴ、バナナなど)
その他、故人様のお好きだったものをお供え下さい。
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